脳梗塞や脳出血の患者の半数が10年以内に再発している 脳梗塞や脳出血を一度発症した人の再発率は、初めて発症する確率(初発率)に比べ、かなり高くなります。実際に、福岡県久山町の調査によると、半数の患者さんが10年以内に再発しているのです。 再発率は、初発から早い時期ほど高く、その後は低くなります。脳梗塞の再発率は最初の2年で10%、脳出血の再発率は最初の1年で48%となっているので、一命をとりとめても油断できません。 初発が脳梗塞の場合、再発も大半は脳梗塞です。しかし初発が脳出血の場合、再発は脳出血が58%、脳梗塞が42%で、必ずしも脳出血を再発するわけではありません。 退院時に後遺症が...