契機豊田啓介──「建築情報学」とは、建築をデジタル技術による広がりの先に再定義するための理解や技術の体系だと考えています。この漠然とした必要性は認識されつつあるものの、いまだはっきりと体系づけることができていません。まさにこれから多くの方と議論しながら、かたちに落とし込んでいく作業が必要なタイミングだと感じています。僕自身はそうした体系化の試みを、教育と実務の両面から推し進めることが不可欠だと強く