最終日。やって来ました「Number 11」 「LUNUGANGA」と此処を見ないと話にならない、BAWA作品の名所中の名所。 コロンボの閑静な高級住宅街、 ここはBAWAが病に倒れるまでの約40年間、この家を育み続けてきたという。 彼がここの住人兼スタッフ。 現在、「Geoffrey Bawa Trust」が管理しており、財団のオフィスとしても使われている。 当時、BAWAが乗り回していたという、ロールスロイスとクラシックベンツ! 「やっぱり車は男性のロマンなの?」と言おうとした隙に、横ではウダラさんがドアを開けようとして注意されていた(笑) 1959年にバワがこの場所を購入した際には4軒が連なった長屋状の住宅だった。 その後、彼は残り3軒の住宅を買い増して行き、パティオとそれぞれの部屋を繋いで迷宮のような家を作りあげた。※こちらは1F平面図。 ウェイティングロビーから、財団の方によるマンツーマン接客がスタート。 「Kandalama Hotel」でも使用されていたアイアンのチェアー。 天窓から降り注ぐ光のコントラストが見事だったな。 四方ホワイト色の塗装につつまれた空間は、なんとも神聖な気持ちにさせられる。 BAWAお決まりのフクロウがお出迎え。 途中、チェス台に置かれたBAWAの位牌に頭を下げ、 彼の寝室から見学。 フローリングとタイルの貼り分け、格子天井、書籍の積み上げ、ウッドにアイアン、籐素材。 違和感のあるキッチュなビニール製のチェアー、違和感のあるライオンのぬいぐるみ.....。 コリドーの両脇を本で埋める、これ憧れの配置。 その先には小さなリビングがひとつ。 またまたキューブリック的な?エーロ・サーリネン先生のチューリップチェアーを配置。 ホワイトのウォールにFRP素材が見事に映えるミーティングルーム。 反対側にはパティオが配置され、光や雨が自然に降り注ぐスペース。 南国のぬる〜いあま〜い風が心地よい。 壁に無造作にレイアウトされたアートや、ローテーブルに置かれたオブジェ等を見ているだけで、自分の部屋をどうデザインするかワクワクしてくる。 いつか平屋建築の設計をしたいな。 2Fエリアへ続く階段。 ここだけ見ると、まるでギリシャか何処か地中海文明の雰囲気を感じるのは私だけ? 上がった先には大空間のリビングが! バティックの面と塗装壁の面の入隅と、 その手前にソファーが同色で馴染んでいるのと、 またまたチューリップチェアーで時代を交錯させているのと、 宝箱のようなBOXがサイドテーブルになっているのと、 天井にダウンライトなんてものは一切無いのと.....あぁ美しい! なんと、こちらも宿泊できるというから、次回のお楽しみに。 案内人の彼、めっちゃいい人なんだけど 「ワイフとうまくいってないだよね〜」的な話をしまくる。それを聞いて一体全体どうしたら.....(笑) 更にルーフトップに続く階段&その先は、私にとって天国そのもの。 屋根の上に緑がもこもと美味しそう。 スタッフさん曰く、いつか緑のパワーに家が負けそうでコワイと言っていた。 続