2013年4月まで、しなの鉄道ではかつて信越本線の急行「信州」「妙高」「志賀」等で活躍した国鉄急行形電車の169系が活躍していた。2011年6月まではJR東日本篠ノ井線経由で長野駅まで直通し、かつての盟友189系と顔を合わせる場面もたびたび見られた。横軽廃止から四半世紀が経ちながらも、信越本線のかつてのエースたちが健在だったあの頃を振り返る。 湘南色に復元された169系S52編成 平成の時代も終わりを告げようとするなか、583系、485系など旧国鉄型車両の淘汰が急速に進んでいる。2011年時点ではちょっと足を伸ばせば、まだまだ国鉄型車両があちこちで元気に走っていた。しなの鉄道の169系はその中...