過活動膀胱による夜間頻尿に悩まされている人は、「骨盤底さすり」を行うことで膀胱の収縮を抑え、排尿回数を減らせる可能性があります。骨盤底さすりのやり方は、とても簡単。片手の人さし指の腹で、股の部分にある会陰部(肛門と生殖器の間の部分)の皮膚をそっと左右に10往復さするだけです。 重要なポイントは、指先が皮膚にかすかに触れているのがわかるくらいの微弱な力でさすること。やっていて心地いいくらいの感触で行ってください。夜間頻尿に悩んでいる人ほど、強くやったほうが、作用があるような気がして、一生懸命になって力を入れがちです。 ところが、力を入れてさすると、膀胱の収縮にかかわる副交感神経の情報伝達...