自彊術の一番の特徴は、全31動作がそれぞれ独立しているように見えて、実は次の動作に移るための準備運動になっていることです。つまり、第1動から第31動まで連続して行うことに大きな意味があります。 自彊術は、①腹部、②胸部、③頭部(頸部)、④腰部、⑤上肢、⑥下肢の順に動かします。このような流れで各動作を一つひとつ順番に行うことにより、全身が健康な状態に整えられていくのです。 そして今回、症状別に厳選しているやり方においても、次の動作へと続く動きが準備運動となり、体のウォーミングアップにつながっていることを忘れてはいけません。順番どおりに行わない場合は、いきなり力任せに行ったり、弾みをつけて...